経営理念

法人理念     至誠 ・ 愛情 ・ 調和

          ~心の満足をあなたに~

地域への思い

つがる市柏地区(旧柏村)に社会福祉法人柏友会が発足したのは平成6年のことです。
それから早、四半世紀が過ぎようとしています。

柏地区は現在でも農産業が盛んですが当時から米の収穫量日本一、日本最古のリンゴの樹木のある実り多い土地、そして大型商業施設が都会から田舎に出店を開始した先駆けの地域でもあります。

開設当時は多世代同居が多く、家族や地域のつながりがある程度残っていたこの地でも社会問題であった高齢者介護について顕在化してきた時期でもありました。

そこから特別養護老人ホーム、在宅介護支援センターを立ち上げてきました。
また、老人ホームのみならず、デイサービスや訪問介護、グループホームなどの在宅福祉サービスを開設し、この地域に住む方々のよりよい生活に向けて地域ニーズに応えてきました。

児童福祉へのニーズもあり、保育園への開園へとつながっていきました。
将来を担う子ども達は地域の宝物です。私達はその子ども達が健やかに成長できるよう成長段階に合わせた経験や教育ができるよう努力しています。
現在ではこの5,000人規模の小さな地域で3カ所の子ども園(保育園)を運営するに至っています。

地域福祉の必要性

これまでの経験から福祉の専門性を持ちながら一人の方の支援を行うことはもちろんのこと、並行して地域福祉の必要性を実感しています。

私達が行う支援はすべて人に対するものです。
児童や高齢という枠組みでとらえられるものではなく、この地域に住む一人ひとりの人間としての関わりです。
すべての人々がこの地域にとっての財産であり、お互いに足りないものを補いあい、助け合って、生きることができる、それが地域の姿だと思っています。

そのためにも人と人とのつながりを決して途切れさせない、その思いは開園当初より続いている桑寿園祭りにつながっています。
子どもからお年寄りまですべての地域住民が一堂に会し、同じ時を過ごし、楽しんでいただく、そんな時間を作っていきたいとの思いがありました。
現在では地域の各種団体や中学生から大学生と大人数のボランティアが集結し、来場者数も千人ほどと大規模なものとなりました。
また、地域文化の継承を目的として馬市祭りへ法人職員、利用者あげての参加を行っています。

こども園、園児にも幼少時より自然に地域文化に親しみ、自分たちの住む郷土に誇りを持って欲しい、そして地域の祭りを自分たちで盛り上げていきたいとの考えがあります。
その他にも古民家を再生させ後世に残すとともに、空き店舗、空き家を無くし地域に賑わいをもどしていきたいとの思いから積極的に建物改修型での事業運営を行っています。

この郷土を守っていく使命

地域に活気を、そしてこの郷土を守っていく使命が私達にはあります。

私達が生まれ育ったこの土地は自然豊かで人の優しさにあふれた場所です。
その土地を守るとともに福祉を通じて新たな文化を創造していく、ひいてはこの土地が誰もが憧れる幸福度の高い地域として認知されることを目指しています。

常任理事 成田房子

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